昭和西川が誇る快眠マットレス「ムアツ(MuAtsu)」は、患者の床ずれを防ぐ寝具として大学病院で採用されたことから歴史が始まったマットレス。
ムアツマットレスの特長は、身体を点の連続で支えることで身体への負担を軽減する独自構造。点で受け止めた体圧をバランスよく分散する“体圧分散”が快適な睡眠を保ってくれます。
また、硬さの異なるウレタンフォームを重ねた凹凸フォーム構造が身体をきめ細かく支え、理想の寝姿勢を保ちます。身体が沈み込みすぎず、適度な硬さの高弾性ウレタンがスムーズな寝返りを実現してくれるのが大きな魅力です。
とはいえ、ムアツマットレスにはさまざまなタイプがあり、「ムアツ マットレス ベーシック」から「20年ムアツマットレスXX」まで仕様違いが豊富にラインナップしています。さらに「レギュラー」「ハード」と硬さが選べることも加味すると、「どのムアツマットレスを選ぶべきか」「どのムアツマットレスが自分に合っているのか」と迷ってしまいますよね。
そんなお悩みを解決してくれるのが、「ムアツスリープラボ」!
「ムアツスリープラボ」とは
2021年にオープンした「ムアツスリープラボ」は、スリープスタイリストが行う睡眠改善カウンセリングによる「眠れるカラダづくり」と、このラボにしかない独自の機械を使った計測システムによる「眠れる道具選び」という2つのサービスを体験できる特別な場所。
「睡眠のお悩みを解決したい!」「自分にぴったりのムアツマットレスを買いたい!」そんな思いを胸に、自分に合ったムアツマットレスに出逢うべく東京・浜町にある「ムアツスリープラボ本店」へ行ってきました!
誰かにおすすめしたくなる、とても贅沢で有意義な時間を過ごすことができたので、予約〜ラボ体験〜ムアツマットレス購入までの流れをレポートしていきたいと思います。
目次
◼️まずは来店予約
ムアツスリープラボは事前予約制となっています。予約サイトからコースを選んで予約をしていきます。電話などの手間がかかるやりとりもなく、スマホひとつで予約ができるのはありがたいですね。
用意されているコースは120分・90分・60分の3つ。
120分・90分コースはスリープスタイリストによる「睡眠改善カウンセリング」と「寝具の計測・試寝」、60分コースは「寝具の計測・試寝」を体感できる内容となっています。
今回は睡眠にまつわる悩みがありカウンセリングもお願いしたかったので、90分コースで予約することにしました!
◼️いざ「ムアツスリープラボ本店」へ!
ラボは地下鉄都営新宿線浜町駅・A1出口から徒歩2分ほど。地下鉄都営浅草線東日本橋駅からも徒歩5分ほどでアクセス可能。
昭和西川本社ビルのすぐ横にラボの入口があります。
外観は都内のオフィスビルらしい佇まいですが、入店すると広々としたモダンなお洒落空間がお出迎え!
◼️丁寧で和やかな「睡眠改善カウンセリング」
白衣姿が素敵なスリープスタイリストさんに案内していただき、カウンターに腰掛けるとお水とおしぼりのサービスが。おしゃれなボトルに思わずテンションが上がってしまいました。
ちなみに白衣には「正しい寝姿勢の背骨」をかたどったムアツのロゴが入っているそう。
「ムアツのロゴが入っているんですよ〜」と教えてくださるスリープスタイリストさんの笑顔にほっこりしながら、お水を飲んでほっと一息ついたところでまずは対話形式の「睡眠改善カウンセリング」からスタート。
「今日はマットレスをお探しですか?」「どこでムアツスリープラボを知っていただいたんですか?」など、ちょっとしたトークから自然にカウンセリングが始まるので、世間話をするようなフランクな感覚で大丈夫。
どんな些細なことでも親身に聞いてくださるので、「寝つきが良くない」「途中で目が覚める」「疲れがとれにくい」など、あなたの睡眠に関するお悩みを相談してみてくださいね。
ちなみに、ラボを知ったきっかけは駅看板・テレビ・雑誌などいろいろな入口があるものの、ご家族やご友人などからの紹介というお客さまがもっとも多いそうです。きっと、大切な人へおすすめしたくなるような特別な時間を体験できる場所ということですよね。
カウンセリング時に記入するシート
話がそれましたが、近ごろの筆者は入眠までに時間がかかってしまいがちなので、このカウンセリングでは夜なかなか寝付けないことを相談させてもらいました。
・就寝時間が不規則になっていないか
・在宅ワークの頻度(どのくらい外に出て太陽を浴びているか)
・運動の頻度はどの程度か
など、おおよその生活習慣をヒアリングしてもらい、日中の過ごし方がとても大切なことをふまえたうえでどうすれば夜自然と眠くなるリズムがつくれるのかを、図解や資料を使いながら的確にアドバイスしてくださいました。
そのほかにも、寝起きに腰が痛みやすいことも相談してみると、眠っている間に腰が痛くなってしまう原因や理想の寝姿勢について詳しくレクチャー。
さらに使用しているマットレスの状態や使用年数などを伝えると、どんなマットレスを使うと良いのかというお話はもちろん、手持ちのマットレスでも腰痛が和らぐような改善策まで伝授していただきました。
終始和やかな空気感でリラックスできるためか、お客さまの中にはついつい話し込んでしまいコースの予定時間より長くなってしまう方も少なくないのだとか。とてもためになるお話ばかりだったのでここに書いてしまいたいところですが、ぜひ実際のカウンセリングで聞いてみてくださいね。
日本で唯一、ここにしかない!浮いてるベッドの計測器
カウンセリングを終えたら、いよいよ自分にあったムアツマットレスを提案していただくための計測と試寝に入っていきます。
この段階では実際にベッドに横になるため、最初にスリッパに履き替えていきます。
ラボを訪れる日は、なるべく楽で動きやすい服装・スムーズに履き替えられる靴・寝転んでも支障のない髪型が良いかもしれません。
こちらは履き替えのために腰掛けたベンチなのですが、実はこれもムアツなんだとか!
触れてみると、確かに小さい面積で身体を支えながら体圧分散を促すムアツならではの“点”を感じることができました。ムアツでできたデスクチェアがあったら仕事が捗りそう……!
履き替えが完了したら、計測を行うためこちらのベッドへ。なんの変哲もないベッドに見えますが、実はこのベッド自体が計測器になっているんです!
昭和西川と足利工業大学が共同開発した測定器で、横になることで体重とBMIを測定し、さらに重心の偏りや寝姿勢まで考慮した上でその人に最適なムアツマットレスを導き出してくれるというすごい機械!
昭和西川の店舗は全国にありますが、この計測器はここにしかないとのこと。日本に一つだけの貴重なベッドに横になれるなんて、なんだかそれだけでワクワク。
スリープスタイリストさんが持つタブレットに身長を入力したら、いざ横になって計測開始。
スリープスタイリストさんが持つタブレットに身長を入力したら、いざ横になって計測開始。10秒ほどで計測結果が分かり、写真奥に映っている大きな画面に表示されます。
計測によると、筆者の寝姿勢は理想的な寝姿勢の重心値から少し離れており身体のラインがやや沈みがちとのことで、ハードタイプのムアツマットレスが合っているという結果に。
身体が大きい人はハード、小柄な人はレギュラーの硬さのムアツをおすすめされるのかと思いきや、重心値も加わると意外な結果が出ることも多いのだそう。
画面では、おすすめのマットレスが2つ案内されており、個人の好みや予算も反映しながら選べるのがありがたいなと感じました
今回実際におすすめされたムアツマットレスは以下の2種類。
ムアツ マットレス スタンダード ハード
ムアツ マットレス 20年ムアツマットレスX ハード
ちなみに、計測の際に画面に体重やBMIが映し出されてしまうということはないので安心して計測器に寝転んでくださいね。
◼️思わず眠くなってくる…実際の寝室を再現したブースでムアツを体験
身体に合ったムアツマットレスがわかったところで、次は実際におすすめされたムアツ2種類を試寝していきます。ラボの中には実際の寝室を再現した和室・洋室の2つのブースが用意されており、そこでおすすめされたムアツマットレスを実際に試すことができるんです
先ほどの測定で導き出された「ムアツ マットレス スタンダード ハード」を和室で、「20年ムアツマットレスX ハード」を洋室でお試しさせていただきました。
こちらは和室での「ムアツ マットレス スタンダード ハード」試寝のようす。ふわふわ感があまりないのが逆によく、確かに腰が持ち上がって寝心地が軽い……! 正しい寝姿勢が取れると、身体が傷みにくいのはもちろん、力が抜けて肩がしっかり開き、呼吸がしやすくなるのだそうです。
洋室で試した「20年ムアツマットレスX ハード」は特に寝返りのしやすさが顕著でした。
洋室は夜の寝室のようにお部屋が暗くなっていて、油断したら本当に眠ってしまいそうな心地よさ……。120分コースの場合はこのまま15分の仮眠が可能だそう。贅沢すぎる……!
◼️店内BGMにもヒミツが……
なんだか眠くなってくるこの試寝ブースの心地よさの理由のひとつは、店内で流れているBGM。日本ヒーリング協会が長野で録音した“夜の自然の音”が流れているんです。
カウンセリングで良質な睡眠をとるためには日中の過ごし方も大切であると教わったことを記しましたが、日中に「セロトニン」という物質を体内で分泌させることが良い睡眠に繋がっていくのだといいます。
その「セロトニン」を分泌するには、「オキシトシン」という信頼と愛情のホルモンの分泌も大切になりで、自然の音を聞くことは「オキシトシン」を増やすひとつの方法なのだそう。試寝ブースの心地よさは、自分にフィットするムアツマットレスと、自然の音によって増える「オキシトシン」がかけ合わさって生まれているんですね。
ちなみに、カウンセリングを行ったカウンター側では“昼の自然の音”が流れています。ムアツスリープラボは、BGMにいたるまで、睡眠のことを考えてつくられた場所なのです。
◼️高弾性・高反発・低反発でこんなに変わる!マットレスの違いがわかる鉄球実験がすごかった
マットレスを試した後は、体圧分散のようすを可視化したシートや、マットレスに使用されるウレタンの弾性の違いを可視化する鉄球を使った実験をその場で行いながら、ムアツの魅力をより詳しく教えていただきました。
こちらは、ムアツマットレスの特徴である“点”による体圧分散を可視化したもの。
圧がかかると、青い部分が白に変化していきます。ムアツマットレスでは、均等に圧がかかることがよくわかりますよね。
そしてとくにすごかったのが、こちらの鉄球実験。
一般的な低反発ウレタン、高反発ウレタン、そしてムアツマットレスに使われている「高弾性ウレタン」に順番に鉄球を落としていき、跳ね返り具合によって弾性レベルがわかるという仕組みです。
沈みこむ低反発ウレタンはやはり、鉄球を落としてもあまり弾みませんでした。続いて高反発ウレタンは低反発ウレタンよりは弾むものの、高さはかなり低め。
そしてムアツマットレスの「高弾性ウレタン」に落ちた鉄球は、スーパーボールのように高く弾みました!
正直ここまでの違いが出るとは思わず、「おお〜!」と感嘆の声が漏れました。この弾性が、ムアツマットレスの特長である寝返りの打ちやすさを実現しているのだととても納得しました
◼️購入もスムーズ
すぐにでも実践したい内容が盛りだくさんのカウンセリングと計測による的確なムアツの提示、実際のお試しなどを通し、ムアツマットレスの購入を決めたらその場で在庫を調べてきただき、お届け日まで決定することができます!
今回はムアツマットレスの畳み方や、長持ちさせるための上下の入れ替え方法なども実践しながら教えていただき、使い始める準備も万端。
ラボで相談したお悩みや選んだムアツマットレスの内容などは記録し、次回以降の来訪でもその情報を活かせるようになっているそう。
遠方から訪れるお客さまも多いというほど満足度の高いラボ体験、これはリピートしたくなる気持ちもわかります。なにより日本唯一の測定器が導き出してくれたムアツマットレスの寝心地は、一度体感したら忘れられない……!自分に合った寝具の大切さがよくわかるひとときでした。
ムアツスリープラボでは、ムアツマットレスはもちろん自身に合ったまくらの提案もしていただくことができます。ぜひ、一度体感してみて。