毎日使うマットレスの寿命、どのくらいかご存知ですか? 疲れた身体を休めるために欠かせない大切なアイテムだからこそ、買い替えのタイミングは逃さずおさえておきたいですよね。
今回は、マットレスの寿命や買い替えのタイミング、より長持ちさせるためのお手入れ方法について、マットレスに詳しい昭和西川の商品担当・橋本さんに伺いました。
買い替えの際にはどんなマットレスを選ぶと良いのかも教えていただいたので、マットレス派の方はぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
(マットレスの寿命の目安から選び方のポイントまで丁寧に教えてくださった橋本さん)
【マットレスの寿命は5年〜10年!】
■ずばり、マットレスの寿命はどのくらいですか?
橋本さん(以下:橋本) 一般的に敷き寝具の寿命は、敷きふとんなら3年〜5年、ベッドマットレスは5年〜10年が目安と言われています。
■マットレスの方が敷きふとんより長持ちなんですね。寿命の年数に幅がありますが、これはどういうことなのでしょうか。
橋本 電化製品などと違って「電源が入らなくなった」とか「スイッチが入らないからもう使えなくなった」というような分かりやすい寿命のサインはないんです。あくまでも先ほどお伝えした「3年〜5年」「5年〜10年」という寿命は、ご購入時の新品状態で衛生面を含む機能性が発揮できているかどうかが目安になっています。
なので、「機能性の保持能力がこのくらいの年数で落ちてきてしまいますよ」という意味で幅を持たせているんです。
■なるほど。素材によっても寿命は変わってくるものですか?
橋本 そうですね。たとえば綿わたのふとんの場合は3年〜5年くらいで大体へたってきてしまいますが、打ち直しをすることで使い続けることができます。他のポリエステルわた素材やウール素材のふとんというのは、3年〜5年でへたった後にボリュームが戻ってくることはなく、買った時の機能性は損なわれてしまいます。
そういった意味では、綿わたとウールポリエステル綿など、素材によって寿命の捉え方が変わってくると言えますね。
■では、マットレスの寿命や買い替え時期はどのように見極めたら良いでしょうか?素人目にもわかるサインを教えてください。
橋本 ぱっと見で判断するなら、外観的には色褪せていたりシミ汚れがついているのが一つの買い替えサインと言えます。衛生面にも影響してくる部分なので、マットレスの色合いの変化に注意してほしいと思います。
また、寝心地の変化も買い替えのサイン。
マットレスに横になったとき、一番体重がかかりやすい箇所がおしりの部分です。なので、普段眠るときにおしりが乗っているエリアを上から手で押して触ってみてください。その後に足元の端っこのほうなど、普段あまり寝たり座ったりしないエリアを押して触って、感触を比べてみてください。
比べてみて普段あまり寝たり座ったりしないエリアのほうがボリュームがあって反発する力が大きく、反対に普段眠るときにおしりが乗っているエリアは硬くてへたっていると感じるようであれば、それが買い替えの目安になります。
■わかりやすい方法を教えてくださりありがとうございます。どなたでも実践できそうですね。
【マットレスを長持ちさせる方法は?】
■続いて、マットレスをできる限り長持ちさせるためのお手入れ方法を教えてください!
橋本 マットレスは湿気を含んでしまうと、中材が傷んでしまいますし、へたりも早くなります。カビやダニの温床にもなってしまうんですよ。
そのため、マットレスを長持ちさせるためには定期的な陰干しを行っていただき、湿気を拡散するというのが大切です。あとは、ふとん乾燥機を使って湿気を拡散する方法も良いですね。
ちなみに、陰干しではなく天日干をしていい素材もあるので、その場合は週に1回は天日干しをして湿気を飛ばすのがおすすめです。
■湿気はマットレスの大敵なんですね。ちなみに、天日干しができる素材・できない素材とはどういったものでしょう?
橋本 綿わた素材、ウールわた素材、ポリエステルわた素材であれば天日干しをすることができます。
ウレタンマットレスは紫外線が当たると劣化が早くなってしまうため、陰干しをしてください。
■なるほど。その他にもできるお手入れはありますか?
橋本 シーツやカバーをこまめに洗濯することも大切です。カビやいやなにおいを防ぐことに繋がりますよ。
また、中材が何ブロックかに分割されているマットレスの場合は、ときどき中材を取り出して頭と足の部分を入れ替えるのもおすすめ。負荷がかかりやすい箇所にあたる中材をローテーションしていくことで、寿命を伸ばすことができるんです。
【まだマットレスを買い替えたくない…!そんなときはこの方法をお試しあれ】
■マットレスはなかなかに大きな買い物なので、へたってきたもののまだ買い替えたくないな……という方も少なからずいらっしゃるかと思います。そんな方に向けた解決策はありませんか?
橋本 今ご使用のマットレスがへたりはじめているけれど、まだ買い替えたくないという場合は「マットレスパッド」をお試しいただくのはいかがでしょうか。「マットレスパッド」は、マットレスや敷きふとんの上に直接敷くだけで寝心地を向上させることができるアイテムです。
昭和西川では、【ムアツ マットレスパッド/MuAtsu】や、【フィッティーフォームネオ マットレスパッド】と2種類の「マットレスパッド」をご用意していますよ。
ただし、ベースとなるマットレスが極端にへたっていたりやわらかくなっていると「マットレスパッド」の持つ機能性や体圧分散性をじゅうぶんに発揮できなくなってしまいます。その場合は、やはり今お使いのマットレスの買い替えをご検討いただくのが良いでしょう。
■応急処置的に「マットレスパッド」を利用することができるということですね。
橋本 そうですね。
【買い替えるなら「復元率」の高いマットレスを選んで】
■いざ新しく買い換えるとなったら、どんなマットレスを選ぶと良いのでしょうか?
橋本 「復元率」の高いマットレスをお選びいただくのがベストです。
■「復元率」とは何ですか?
橋本 簡単に言うと、マットレスに圧力をかけて、どの程度元の形状に戻るかを数値化したものです。8万回マットレスを叩いて、元の厚みがどのくらい変わるのかによって数値が変わります。
復元率が96%や98%くらいの数値だと「復元率が高い」とみなされます。復元率が低いものはへたりを感じるようになるのが早いマットレス、復元率が高いものは買ったときの機能性を維持して長く使えるマットレスということです。
一般的に寝具商品にはこの「復元率」の記載があるんですよ。
■「復元率が高い」=耐久性があるということなんですね。
橋本 はい。
■復元率の高いマットレスを昭和西川のアイテムから選ぶなら、どの商品が良いでしょうか?
橋本 ウレタンマットレスの【ムアツ】シリーズがおすすめです。ラインナップ豊富な【ムアツ】シリーズの中でも特に復元率が高いのは【30年ムアツ】という商品。正しくメンテナンスを行うことで30年以上ご愛用いただくことを目指した商品なので、長くお使いいただけるはずです。
■30年は長持ちですね!どのようにメンテナンスを行うのでしょうか?
橋本 【30年ムアツ】をご購入いただくと、「メンテナンスカード」がついてきます。5年に1度くらいの目安でメンテンナンスを受けて頂くことをお勧めしております。
メンテナンスの内容は、昭和西川で【30年ムアツ】をお預かりしてマットレスの丸洗い・側生地の交換を行い、へたっているブロックがあれば入れ替えをして、より寝心地の良い状態に整えてからお客様の元にお戻しするというものです。
復元率の高さ、商品の品質、メンテナンスのサービス面からみても【30年ムアツ】はぜひお試しいただきたいマットレスになっています。
■定期的にメンテナンスしてもらえるのは嬉しいですね。
橋本 ちなみに【30年ムアツ】にかぎらず、【ムアツ】シリーズのマットレスは西川ストア公式本店でご購入いただくと90日間の無料お試しサービス・不要になったマットレスやふとんの引き取りサービス(55,000円以上の商品をご注文時)・ 分割手数料0円サービスなどいろんな特典がついてきますので、お得にマットレスを買い替えていただくことが可能です。
■復元率が高くメンテナンスや特典も手厚い【30年ムアツ】をはじめとする【ムアツ】のマットレスは、長い目で見るととてもお得なんですね。
<今回記事内で紹介した商品はこちら>
●マットレスを変えずに寝心地を向上したい方に【ムアツ マットレスパッド/MuAtsu】
https://www.nishikawa-store.com/products/mtmc23001
●マットレスを変えずに寝心地を向上したい方に【フィッティーフォームネオ マットレスパッド】
https://www.nishikawa-store.com/products/mrse24003
●復元性の高いマットレスに買い替えるなら【ムアツマットレス】シリーズ
https://www.nishikawa-store.com/collections/muatsu