暑い季節によく目にする、「接触冷感寝具」。いろいろな種類の商品がある中、どれを選べば良いか悩んでいませんか?また中には、「本当に効果があるの?」と疑っている方もいるはず。
そこで今回は、接触冷感寝具の仕組みや効果、選び方のポイントについて詳しくご紹介します。
「接触冷感」ってそもそも何?冷たく感じるヒミツは熱伝導率にアリ!
「接触冷感」とは、人がモノに触れた時に「冷たい」と感じることです。
冷たく感じる理由は、その物体の熱伝導率が高く、私たちの体の熱を吸収してくれるから。夏が近づくと販売される「接触冷感寝具」とは、この熱伝導率の高い素材を使用した寝具のことを指しています。
ただし、触った時に冷たいだけでは一晩中ひんやり快適に過ごすことはできません。
そのため、接触冷感寝具を選ぶ際には、冷たいだけでなく、その構造をきちんと見て選ぶ必要があります。
接触冷感寝具の選び方!主なポイントは2つ!
ポイント1:ひんやり度合いの指標「Q-max値」
Q-max値とは、寝具のひんやり指数を表す値です。体が生地に触れた時に、冷たく感じるかどうかを評価する試験の結果をもとに、その数値が決まります。
「接触冷感寝具」とは、一般的に、その値が0.2以上のもの。数値が高ければ高いほど、触れた瞬間から冷たさを感じることができます。
ポイント2:熱をしっかり逃がす「通気性」 と汗を素早く吸い取る「吸湿性」
熱伝導率の高いひんやり寝具は、私たちの体の熱を素早く吸収していきます。
そこで問題になるのが、吸収された熱の行き場。表面の生地が冷たくても、吸収した熱を放湿できない構造の寝具では、寝ている間に暖かくなってしまいます。
そのため、表面が接触冷感素材、裏面が熱を素早く外に逃がしやすいメッシュなどの素材になっている寝具がオススメです。
さらに、表面と裏面の生地の間に吸湿性の高いコットンなどが使われていると、汗をかいてもしっかり吸収してくれるので一晩中サラサラと心地良く眠ることができます。
さらに!暑い夏だからこそ、汗&ニオイ対策ができていると完璧!
これまでにご紹介した2つのポイントと合わせて見ておきたいのが、汗やニオイの対策が施されている寝具かどうかです。
人は、寝ている間にコップ一杯分の汗を体から放出すると言われています。その量は、毎日300ml体~500mlほど!熱帯夜の場合は、さらにたくさんの汗をかいている場合もあるでしょう。
汗は、ニオイのもととなるバクテリアやモラクセラ菌を繁殖させる原因にもなってしまいます。
だからこそ、菌の繁殖を抑える抗菌加工やニオイを抑える防臭加工が施されているかどうかは、接触冷感寝具を選ぶ上でとても重要なポイントになると言えるでしょう。
「毎日洗濯をして使いたい!」という方は、その抗菌・防臭加工が洗濯後も続くものかどうか、速乾性のある素材かどうかにも注意すると良いでしょう。
ポイントをしっかり見極めて、ひんやり快適な夏をお過ごしください!
猛暑・酷暑と言われる日本の夏。「暑くて寝苦しい!」と悩んでいる方は是非、接触冷感寝具を試してみてはいかがでしょうか?
ピロパッド、パッドシーツ、ケットなど、様々な商品が販売されています。「Q-max値」「通気性と吸湿性」「汗やニオイ対策」の3つに注目して、ご希望に合った寝具をお探しください!